リハビリ効率が約1.6倍に!!
脳卒中などによる下肢麻痺のリハビリテーション支援を目的としたロボット「ウェルウォーク WW-1000」を導入しました。「ウェルウォーク WW-1000」は患者様に合わせた難易度の調整や歩行状態のフィードバック機能など、運動学習理論に基づいた様々なリハビリテーション支援機能を備えています。
「ウェルウォーク WW-1000」は、歩行速度に合わせて動くトレッドミルや大型モニター、リハビリスタッフが全体の操作に使うタッチパネルなどを含めた本体と、麻痺した側の脚に装着して膝の曲げ伸ばしを補助するロボット脚から構成されています。ロボット脚は、体重を掛ける立ち上がり時はモーターによるトルクでしっかりと支え、脚を振り出す時は荷重センサーの情報を基に振り出しの動きをアシストしてくれます。
また、患者様の病態に合わせて「うまく補助し、補助しすぎない」ようにアシストを調整することができます。さらに、従来のリハビリでは、倒れることへの恐怖もあって歩行練習がうまくできないという問題がありましたが、「ウェルウォーク WW-1000」はロボットがしっかりと体を支えてくれるので転倒の心配がありません。このため、患者様がリハビリに積極的に取り組めるようになるという効果があります。さらに、大型モニターや音を使ってリハビリの目標を明確に示したり、アシストの調整度合いを数字で示すことで回復度合いを実感できたりといった効果も得られ歩行訓練のモチベーション向上にもつながっています。
ウェルウォーク概要
一般的名称 |
能動型展伸・屈伸回転運動装置 |
製品名称 |
ウェルウォーク WW-1000(医療機器承認番号 : 22800BZX00438000) |
全体構成 |
【本体】
トレッドミルやモニターを含むシステム全体を構成

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【ロボット脚本体】
麻痺側の脚に装着し、膝の曲げ・伸ばし動作を補助

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特長 |
- 医学的な運動学習理論にもとづくリハビリテーション支援機能
- 患者様に合わせたアシスト量の調整機能 初期から自然な歩行と十分な練習量を確保することができる
- モニターや音声など多彩なフィードバック機能 歩行状態をリアルタイムで確認でき、さらに客観的な定量データの記録も可能
- 臨床現場での使いやすさを追求
医学的な運動学習理論にもとづくリハビリテーション支援機能
- 簡単装着、タッチパネルによる一括操作等のシンプルな構造と機能
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サイズ・重量 |
外形寸法:幅1,200mm、奥行き2,710mm、高さ2,380mm
重量:約800kg(本体)、約6kg(脚部)
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